【愛犬の気持ちが手に取るようにわかる!】犬の仕草を読み解く完全ガイド
- えふ子
- 2024年8月26日
- 読了時間: 7分

犬は言葉を話せませんが、様々な仕草を通して私たちに気持ちを伝えてくれます。
彼らの気持ちを理解することは、愛犬との絆を深め、より良い関係を築く上で欠かせません。
この記事では、犬の代表的な仕草とその意味、そして健康状態や犬種による違い、しつけとの関係など、犬の仕草に関する情報を網羅的に解説します。
目次
犬の気持ちを読み解く
基本的な仕草
嬉しい時の仕草
不安や恐怖を感じている時の仕草
怒っている時の仕草
要求がある時の仕草
しぐさからわかる犬の健康状態
病気のサイン
高齢犬の仕草
犬種によるしぐさの違い
しつけとの関係
まとめ
犬の気持ちを読み解く
犬は、全身を使って様々な感情を表現します。ここでは、犬の代表的な仕草とその意味について解説します。
基本的な仕草
尻尾の振り方
犬の尻尾の振り方は、彼らの感情を理解する上で最も重要な要素の一つです。
大きく左右に振る: 喜びや興奮を表します。
ゆっくりと振る: リラックスしている状態や、挨拶をしていることを示します。
尻尾を下げて小刻みに振る: 不安や緊張を感じている可能性があります。
尻尾を脚の間に挟む: 強い恐怖や服従を示します。
耳の位置
犬の耳の位置も、彼らの感情を反映します。
耳をピンと立てる: 興味や警戒心を示します。
耳を後ろに倒す: 恐怖や服従、または親愛の情を示します。
耳をリラックスさせる: リラックスしている状態や、安心していることを示します。
体の姿勢
犬の体の姿勢からも、多くの情報を読み取ることができます。
体を低くする: 服従や遊びへの誘いを示します。
体を硬直させる: 緊張や警戒心を示します。
背中を丸める: 恐怖や不安を感じている可能性があります。
お腹を見せる: 信頼や服従を示します。
嬉しい時の仕草
犬が喜んでいる時は、全身でその喜びを表現します。
飛び跳ねる: 興奮や喜びを全身で表現しています。
尻尾を大きく振る: 喜びや興奮を表します。特に、尻尾の付け根から大きく振る場合は、非常に喜んでいることを示します。
お腹を見せる: あなたへの信頼と愛情を示しています。
笑顔を見せる: 口角を上げて、歯を見せて笑うような表情を見せます。
甘える: 体をすり寄せたり、前足で軽く触れたりして、愛情を求めます。
不安や恐怖を感じている時の仕草
犬が不安や恐怖を感じている時は、それを隠そうとする仕草を見せることがあります。
尻尾を下げる: 不安や緊張を感じている可能性があります。特に、脚の間に尻尾を挟む場合は、強い恐怖を示します。
耳を伏せる: 恐怖や不安、または服従を示します。
体を小さくする: 自分を守ろうとして、体を小さく丸めることがあります。
震える: 恐怖や寒さ、または興奮によって震えることがあります。
あくびをする: ストレスや緊張を和らげようとして、あくびをすることがあります。
目をそらす: 敵意がないことを示すために、目をそらすことがあります。
隠れる: 安全な場所を求めて、家具の下や狭い場所に隠れることがあります。
怒っている時の仕草
犬が怒っている時は、明確な警告サインを出します。これらのサインを見逃さず、適切に対応することが重要です。
唸り声をあげる: 警告のサインです。これ以上近づくと攻撃する可能性があります。
歯をむき出す: 攻撃の準備をしていることを示します。すぐに距離を取りましょう。
毛を逆立てる: 威嚇のサインです。興奮している状態なので、刺激しないようにしましょう。
吠える: 警告や威嚇、または要求を伝えるために吠えることがあります。吠え方の違いに注目することで、犬の気持ちを理解することができます。
硬直した姿勢: 緊張や警戒心を示します。これ以上近づくと攻撃する可能性があります。
要求がある時の仕草
犬は、何かを要求する際にも、様々な仕草を見せます。
前足で軽く触れる: 注意を引こうとしたり、何かを要求している可能性があります。
鼻先で押す: 遊びに誘ったり、何かを要求している可能性があります。
じっと見つめる: 何かを要求しているか、あなたの反応を伺っている可能性があります。
吠える: 要求を伝えるために吠えることがあります。吠え方の違いに注目することで、犬の気持ちを理解することができます。
おもちゃを持ってくる: 遊びたいという要求を示しています。
ドアの前で待つ: 外に出たい、または特定の部屋に入りたいという要求を示しています。
しぐさからわかる犬の健康状態
犬は体調が悪い時にも、それを伝えるために様々な仕草を見せます。これらの仕草を早期に発見し、適切な対応を取ることが、愛犬の健康を守る上で重要です。
病気のサイン
犬が病気にかかっている時は、普段とは異なる仕草を見せることがあります。以下のような仕草が見られた場合は、早めに獣医師に相談しましょう。
食欲不振: いつも喜んで食べるご飯を残したり、全く食べなくなったら、体調不良のサインかもしれません。
元気がない: いつもは活発な犬が、急に元気がなくなり、寝てばかりいるようになったら、注意が必要です。
嘔吐: 何度も吐いたり、吐いたものに血が混じっていたら、すぐに獣医師に相談しましょう。
下痢: 水のような便が続いたり、便に血が混じっていたら、早めに獣医師に診てもらいましょう。
咳: 乾いた咳や湿った咳が続いたり、呼吸が苦しそうなら、呼吸器系の疾患が疑われます。
呼吸困難: 呼吸が速くなったり、浅くなったり、口を開けてハアハアと呼吸する場合は、心臓や呼吸器系の疾患が考えられます。
異常な行動: ぐるぐる同じ場所を回ったり、壁に向かって吠え続けるなど、普段とは異なる異常な行動が見られたら、神経系の疾患の可能性があります。
高齢犬の仕草
高齢になると、犬の体にも様々な変化が現れます。以下のような仕草は、高齢犬によく見られるものです。
動きが鈍くなる: 足腰が弱くなり、歩くスピードが遅くなったり、階段の上り下りが難しくなることがあります。
寝ている時間が増える: 体力が低下し、疲れやすくなるため、寝ている時間が長くなることがあります。
視力や聴力が低下する: 目が見えにくくなったり、耳が聞こえにくくなることがあります。
トイレの失敗が増える: 認知症の初期症状として、トイレの失敗が増えることがあります。
性格の変化: 攻撃的になったり、逆に無気力になったりするなど、性格に変化が見られることがあります。
高齢犬のこれらの仕草は、老化による自然な変化である場合もありますが、病気のサインである可能性もあります。気になる仕草が見られたら、早めに獣医師に相談しましょう。
犬種によるしぐさの違い
犬種によって、特徴的な仕草や行動パターンがあります。例えば、
牧羊犬: 群れをまとめる本能から、他の犬や人を追いかけたり、円を描くように動き回る仕草を見せることがあります。
猟犬: 獲物を追跡する本能から、地面の匂いを嗅ぎながら歩いたり、急に走り出したりする仕草を見せることがあります。
テリア: 穴を掘る習性があるため、庭を掘り返したり、ソファの下に潜り込もうとする仕草を見せることがあります。
これらの犬種特有の仕草を理解することで、愛犬の行動をより深く理解し、適切な対応を取ることができます。
しつけとの関係
犬の仕草は、しつけによって変化することがあります。例えば、
アイコンタクト: しつけによって、飼い主の顔を見て指示を待つことを学習します。
オスワリやフセ: コマンドに従って、オスワリやフセをすることを学習します。
吠え声のコントロール: 無駄吠えをしないように、吠え声のコントロールを学習します。
適切なしつけは、犬とのコミュニケーションを円滑にし、問題行動を予防する上で非常に重要です。愛犬との信頼関係を築き、共に快適に暮らすために、根気強く、愛情を持ってしつけを行いましょう。
まとめ
犬の仕草は、彼らの気持ちを理解し、健康状態をチェックする上で貴重な情報源となります。この記事で紹介した仕草とその意味を参考に、愛犬の仕草を注意深く観察し、彼らの気持ちやニーズを理解するように努めましょう。
また、気になる仕草が見られたら、早めに獣医師に相談することも大切です。
愛犬との絆を深め、共に幸せな時間を過ごすために、彼らの仕草を理解し、適切な対応を取っていきましょう。