【日本固有犬6選】世界に誇る忠誠心!その魅力と歴史を徹底解説
- えふ子
- 2024年8月23日
- 読了時間: 12分

現在、世界にはなんと約400種もの犬種が存在すると言われています。
その中で、日本固有の犬種は、独自の進化を遂げ、独特の魅力を放っています。
この記事では、日本犬の魅力と歴史について深く掘り下げ、それぞれの犬種の特徴や飼育方法、さらには近年絶滅した犬種や絶滅危惧種についても解説していきます。
目次
日本を代表する6つの「日本犬」
柴犬
秋田犬
甲斐犬
紀州犬
四国犬
北海道犬
日本犬以外の日本固有犬種
狆
日本スピッツ
日本テリア
日本犬の飼育と注意点
飼育環境
食事
運動
しつけ
日本犬との暮らし
近年絶滅した犬種
絶滅危惧種
日本犬の保護活動
まとめ
日本を代表する6つの「日本犬」
日本犬とは、日本原産の犬種で、古来より日本人の生活と共に歩んできた犬たちです。現在、日本犬保存会によって6つの犬種が「日本犬」として公認されています。それぞれが異なる特徴と歴史を持ち、日本文化を象徴する存在とも言えます。

柴犬
柴犬は、日本犬の中で最も小型で、海外でも人気が高い犬種です。その歴史は古く、縄文時代まで遡ると言われています。小柄ながらもがっしりとした体格、ピンと立った耳とくるりと巻いた尻尾が特徴です。飼い主に対しては非常に忠実で愛情深く、勇敢な性格も持ち合わせています。
柴犬の歴史
柴犬の祖先は、縄文時代に日本列島に渡来したと考えられています。その後、各地で猟犬として活躍し、現在の柴犬へと進化してきました。明治時代には洋犬との交配が進み、純粋な柴犬は減少しましたが、愛犬家たちの努力により、現在では日本を代表する犬種として復活を遂げました。
柴犬の性格
柴犬は、飼い主に対して非常に忠実で愛情深い性格です。また、勇敢で警戒心が強く、番犬としても優秀です。一方で、独立心が強く、頑固な一面もあるため、子犬の頃からしっかりとしつけを行うことが大切です。
柴犬の飼育
柴犬は、比較的飼育しやすい犬種ですが、運動量が多いため、毎日十分な散歩が必要です。また、抜け毛が多いので、こまめなブラッシングも必要です。しつけに関しては、子犬の頃からしっかりと行うことが重要です。特に、社会化は他の犬や人との触れ合いを通じて行うことで、問題行動を未然に防ぐことができます。

秋田犬
秋田犬は、日本犬の中で最も体が大きく、堂々とした風格があります。
忠犬ハチ公の物語でも知られるように、飼い主への忠誠心は非常に強く、忍耐力も持ち合わせています。
秋田犬の歴史
秋田犬は、秋田県原産の犬種で、古くから猟犬や番犬として活躍してきました。明治時代には闘犬としても利用されましたが、その後、愛犬家たちの努力により、現在の秋田犬へと改良されました。
秋田犬の性格
秋田犬は、飼い主に対して非常に忠実で愛情深い性格です。また、勇敢で冷静沈着、そして忍耐強い性格も持ち合わせています。一方で、独立心が強く、警戒心が強いため、社会化をしっかりと行うことが重要です。
秋田犬の飼育
秋田犬は、大型犬なので、十分な広さの飼育スペースが必要です。また、運動量も多いので、毎日十分な散歩が必要です。しつけに関しては、子犬の頃からしっかりと行うことが重要です。特に、リーダーシップを取ることが大切で、飼い主が毅然とした態度で接することで、秋田犬は安心して従うことができます。

甲斐犬
甲斐犬は、山梨県原産の犬種で、険しい山岳地帯で狩猟犬として活躍してきた歴史を持ちます。
中型犬で、筋肉質で引き締まった体つきが特徴です。
飼い主に対しては非常に忠実ですが、見知らぬ人には警戒心を抱きやすいです。
甲斐犬の歴史
甲斐犬は、古くから山梨県で猟犬として活躍してきました。その歴史は古く、平安時代にはすでに存在していたと言われています。険しい山岳地帯での狩猟に適応するため、俊敏でスタミナがあり、勇敢な性格が育まれました。
甲斐犬の性格
甲斐犬は、飼い主に対して非常に忠実で愛情深い性格です。また、勇敢で忍耐強く、そして冷静沈着な性格も持ち合わせています。一方で、独立心が強く、警戒心が強いため、子犬の頃からの社会化が重要となります。
甲斐犬の飼育
甲斐犬は、運動量が多いため、毎日十分な散歩が必要です。また、猟犬としての本能が残っているため、しっかりとしつけを行うことが重要です。特に、他の犬や小動物に対して興奮しやすいので、注意が必要です。

紀州犬
紀州犬は、和歌山県原産の犬種で、猟犬として活躍してきた歴史があります。
中型犬で、筋肉質で引き締まった体つきが特徴です。
飼い主に対しては忠実ですが、独立心が強く、頑固な一面もあります。
紀州犬の歴史
紀州犬は、古くから和歌山県で猟犬として活躍してきました。その歴史は古く、平安時代にはすでに存在していたと言われています。山地での狩猟に適応するため、スタミナがあり、勇敢な性格が育まれました。
紀州犬の性格
紀州犬は、飼い主に対しては忠実ですが、独立心が強く、頑固な一面もあります。また、警戒心が強く、見知らぬ人には吠えやすい傾向があります。そのため、根気強いしつけが必要です。
紀州犬の飼育
紀州犬は、運動量が多いため、毎日十分な散歩が必要です。また、猟犬としての本能が残っているため、しっかりとしつけを行うことが重要です。特に、他の犬や小動物に対して興奮しやすいので、注意が必要です。

四国犬
四国犬もまた、四国地方原産の犬種で、猟犬として活躍してきた歴史があります。
中型犬で、筋肉質で引き締まった体つきが特徴です。
飼い主に対しては非常に忠実ですが、警戒心が強く、頑固な一面もあります。
四国犬の歴史
四国犬は、古くから四国地方で猟犬として活躍してきました。その歴史は古く、平安時代にはすでに存在していたと言われています。山地での狩猟に適応するため、スタミナがあり、勇敢な性格が育まれました。
四国犬の性格
四国犬は、飼い主に対しては非常に忠実ですが、警戒心が強く、頑固な一面もあります。また、独立心が強く、自分勝手な行動を取ることもあります。そのため、子犬の頃からの社会化と根気強いしつけが重要です。
四国犬の飼育
四国犬は、運動量が多いため、毎日十分な散歩が必要です。また、猟犬としての本能が残っているため、しっかりとしつけを行うことが重要です。特に、他の犬や小動物に対して興奮しやすいので、注意が必要です。

北海道犬
北海道犬は、北海道原産の犬種で、極寒の地で猟犬や番犬として活躍してきた歴史があります。
中型犬で、厚い被毛とピンと立った耳が特徴です。
飼い主に対しては非常に忠実ですが、独立心が強く、頑固な一面もあります。
北海道犬の歴史
北海道犬は、古くから北海道で猟犬や番犬として活躍してきました。アイヌ民族と共に生活し、厳しい自然環境に適応するため、寒さに強く、忍耐力がある性格が育まれました。
北海道犬の性格
北海道犬は、飼い主に対しては非常に忠実ですが、独立心が強く、頑固な一面もあります。また、警戒心が強く、見知らぬ人には吠えやすい傾向があります。そのため、子犬の頃からの社会化と根気強いしつけが重要となります。
北海道犬の飼育
北海道犬は、運動量が多いため、毎日十分な散歩が必要です。また、厚い被毛を持つため、定期的なブラッシングが必要です。しつけに関しては、子犬の頃からしっかりと行うことが重要です。特に、リーダーシップを取ることが大切で、飼い主が毅然とした態度で接することで、北海道犬は安心して従うことができます。
日本犬以外の日本固有犬種
日本には、日本犬6種以外にも、古くから日本で飼育されてきた固有の犬種が存在します。ここでは、その代表的な3犬種を紹介します。
狆(チン)
狆は、愛玩犬として古くから日本で飼育されてきた小型犬です。独特の容姿と優雅な振る舞いが特徴で、狆の歴史は古く、平安時代にはすでに貴族の間で飼育されていた記録が残っています。狆は、短い足とずんぐりとした体つき、大きな丸い目と豊かな被毛が特徴です。毛色は、黒と白の斑模様が一般的ですが、赤と白の斑模様の狆も存在します。
狆の性格
狆は、飼い主に対して非常に愛情深く、甘えん坊な性格です。また、穏やかで優しく、子供や他のペットとも仲良くすることができます。一方で、繊細な一面もあるため、優しく接することが大切です。
狆の飼育
狆は、小型犬なので、室内での飼育に適しています。運動量はそれほど多くありませんが、毎日短時間の散歩が必要です。また、長毛種なので、定期的なブラッシングとトリミングが必要です。狆は暑さに弱いため、夏場は涼しい環境で過ごせるように注意が必要です。
日本スピッツ
日本スピッツは、真っ白な被毛とピンと立った耳が特徴的な中型犬です。その歴史は、明治時代に外国から持ち込まれたスピッツ犬種が基となり、日本で独自に改良されたと考えられています。
日本スピッツの性格
日本スピッツは、明るく活発な性格で、遊び好きですが、警戒心が強く、吠えやすい一面もあります。そのため、子犬の頃からのしつけが重要となります。
日本スピッツの飼育
日本スピッツは、運動量が多いため、毎日十分な散歩が必要です。また、真っ白な被毛を保つためには、定期的なブラッシングが必要です。しつけに関しては、子犬の頃からしっかりと行うことが重要です。特に、吠え癖は早めに矯正することが大切です。
日本テリア
日本テリアは、短毛で引き締まった体つきが特徴的な小型犬です。その歴史は、明治時代にイギリスから持ち込まれたスムース・フォックス・テリアが基となり、日本で独自に改良されたと考えられています。
日本テリアの性格
日本テリアは、好奇心旺盛で活発な性格ですが、頑固な一面もあります。そのため、根気強いしつけが必要です。
日本テリアの飼育
日本テリアは、運動量が多いため、毎日十分な散歩が必要です。また、短毛種ですが、定期的なブラッシングが必要です。しつけに関しては、子犬の頃からしっかりと行うことが重要です。特に、リーダーシップを取ることが大切で、飼い主が毅然とした態度で接することで、日本テリアは安心して従うことができます。
日本犬の飼育と注意点
日本犬は、その独立心や繊細さから、飼育には注意が必要な面もあります。ここでは、日本犬の飼育に必要な知識やしつけのポイント、注意点について解説します。
飼育環境
日本犬は日本の気候に適応していますが、暑さや寒さには注意が必要です。夏場は涼しい環境を用意し、冬場は暖かい寝床を用意してあげましょう。また、運動量が多い犬種が多いため、十分な広さのスペースを確保してあげることが大切です。
食事
日本犬は、高タンパクで低脂肪の食事が適しています。特に、日本犬のために作られたドッグフードを選ぶようにしましょう。また、おやつは与えすぎないように注意し、肥満にならないように管理することが重要です。
運動
日本犬は、運動量が多い犬種が多いため、毎日十分な運動をさせてあげることが大切です。散歩だけでなく、ドッグランなどで自由に走り回らせてあげるのも良いでしょう。運動不足はストレスや問題行動につながる可能性があるので、注意が必要です。
しつけ
日本犬は、飼い主に従順で、しつけやすい犬種が多いですが、子犬の頃からしっかりとしつけを行うことが大切です。特に、社会化は子犬の頃から他の犬や人との触れ合いを通じて行うことで、問題行動を未然に防ぐことができます。また、日本犬は独立心が強いため、褒めて伸ばすしつけ方法が効果的です。
その他の注意点
抜け毛: 日本犬は、換毛期に大量の抜け毛があります。こまめなブラッシングや掃除が必要です。
吠え声: 日本犬は、警戒心が強いため、吠えやすい傾向があります。無駄吠えのしつけは、子犬の頃から行うことが重要です。
暑さ対策: 日本犬は、暑さに弱いので、夏場は涼しい環境で過ごせるように工夫が必要です。
孤独: 日本犬は、飼い主との絆を大切にするため、長時間の一人ぼっちはストレスになります。
日本犬との暮らし
日本犬と暮らすことは、多くの喜びと癒しをもたらしてくれます。ここでは、日本犬と暮らすことの魅力や、飼い主の体験談を紹介します。
日本犬と暮らす魅力
忠誠心: 日本犬は、飼い主に対して非常に忠実で、深い愛情を示してくれます。
飼い主との絆: 日本犬は、飼い主との絆を大切にし、共に過ごす時間を心から楽しみます。
日本の文化との繋がり: 日本犬は、日本の歴史や文化と深く結びついており、共に暮らすことで、日本の伝統や美意識を感じることができます。
穏やかな性格: 日本犬は、一般的に穏やかで落ち着いた性格であり、家庭犬として最適です。
美しい容姿: 日本犬は、それぞれが独特の美しい容姿を持っており、見ているだけで癒されます。
飼い主の体験談
柴犬の飼い主Cさんの声
「柴犬との暮らしは、毎日が発見と感動の連続です。彼の賢さ、忠誠心、そして愛嬌に満ちた表情に、いつも心を癒されています。時には頑固で手がかかることもありますが、それもまた彼の魅力の一つです。柴犬との生活は、私にとってかけがえのない宝物です。」
秋田犬の飼い主Dさんの声
「秋田犬は、まさに『gentle giant(優しい巨人)』です。堂々とした風格と穏やかな性格を持ち合わせており、家族の一員として大きな存在感を放っています。彼の深い愛情と忠誠心は、私たち家族にとって大きな支えとなっています。秋田犬との暮らしは、私の人生を豊かにしてくれました。」
近年絶滅した犬種
近年、残念ながら越の犬などの日本犬種が絶滅してしまいました。その背景には、戦争や外国犬との交配、飼育環境の変化など、様々な要因が考えられます。これらの犬種の絶滅は、日本の貴重な遺伝資源の損失であり、大変悲しい出来事です。
絶滅危惧種
現在、天然記念物に指定されている日本犬6種の中には、絶滅の危機に瀕しているものもいます。これらの犬種を保護するためには、ブリーダーや保護団体の活動への支援、そして保護犬の里親になるという選択肢も重要です。私たちは、未来の世代に日本の貴重な犬種を残していくために、できることから行動していく必要があります。
日本犬の保護活動
日本犬の保護活動は、保護団体やボランティアによって行われています。これらの団体は、保護犬の里親探しや飼育放棄の防止、日本犬の正しい飼育方法の啓蒙など、様々な活動を行っています。日本犬の保護活動に関心のある方は、ぜひこれらの団体に協力してみてください。
まとめ
日本犬は、その歴史、特徴、魅力など、様々な面で私たちを魅了します。この記事を通して、日本犬への理解を深め、その魅力を再発見していただければ幸いです。日本犬との暮らしは、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。