ゼッタイに食べちゃダメ!知っておきたいNG食材
- えふ子
- 2024年6月5日
- 読了時間: 4分

愛犬にとって、食事は健康維持に欠かせない大切な要素です。しかし、人間にとって安全な食べ物でも、犬にとっては有害な場合があることをご存知ですか?
今回は、犬が絶対に食べてはいけない危険な食材と、もし愛犬が誤って食べてしまった場合の家庭でできる対処法について、10個の代表的な例を詳しくご紹介します。
1. チョコレート
食べられない理由: チョコレートに含まれるテオブロミンという成分が、犬にとって毒物です。少量でも、下痢、嘔吐、震え、最悪の場合は死に至ることもあります。特に小型犬は中毒を起こしやすいので注意が必要です。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には下痢、嘔吐、腹痛、震え、よだれ、興奮、不整脈などが見られます。重症化すると、昏睡状態や死に至ることもあります。
2. アボカド
食べられない理由: アボカドに含まれるペルシンという成分が、犬にとって毒物です。ペルシンは、心臓の筋肉にダメージを与え、心不全を引き起こす可能性があります。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には嘔吐、下痢、腹痛、呼吸困難、心拍数の増加などが見られます。重症化すると、昏睡状態や死に至ることもあります。
3. ブドウ・レーズン
食べられない理由: ブドウやレーズンに含まれる原因物質はまだ特定されていませんが、犬にとって毒物であることは分かっています。少量でも、下痢、嘔吐、脱水症状、急性腎不全を引き起こす可能性があります。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には下痢、嘔吐、脱水症状、食欲不振、尿量減少、無気力などが見られます。重症化すると、急性腎不全となり、死に至ることもあります。
4. 玉ねぎ・ネギ類
食べられない理由: 玉ねぎ、ネギ、ニラ、ニンニクなどのネギ類に含まれる硫化アリルという成分が、犬の赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こします。重症化すると、死に至ることもあります。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には尿の色が茶色になる、貧血による元気がない、呼吸困難、嘔吐、下痢などが見られます。
5. マカデミアナッツ
食べられない理由: マカデミアナッツに含まれる未知の毒素が、犬にとって毒物です。嘔吐、下痢、腹痛、発熱、震え、筋肉のけいれん、脱水症状など様々な症状を引き起こします。重症化すると、死に至ることもあります。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には嘔吐、下痢、腹痛、発熱、震え、筋肉のけいれん、脱水症状などが見られます。
6. キノコ類
食べられない理由: キノコ類の中には、犬にとって毒性の強いものがあります。特に、ドクベニタケ、タマゴタケ、シイタケなどの野生キノコは危険です。肝臓や腎臓の機能障害、下痢、嘔吐、よだれ、発熱、昏睡状態など様々な症状を引き起こします。重症化すると、死に至ることもあります。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には肝臓や腎臓の機能障害、下痢、嘔吐、よだれ、発熱、昏睡状態などが見られます。
7. アルコール
食べられない理由: アルコールは犬にとって非常に有害です。嘔吐、下痢、腹痛、脱水症状、昏睡状態など様々な症状を引き起こします。重症化すると、死に至ることもあります。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には嘔吐、下痢、腹痛、脱水症状、昏睡状態などが見られます。
8. 鶏の骨
食べられない理由: 鶏の骨は、犬の喉や消化管を傷つける可能性があります。また、腸閉塞を引き起こすこともあります。
症状: 症状は犬がどのくらい骨を食べたかによって異なりますが、一般的には嘔吐、下痢、血便、腹痛、元気がないなどが見られます。重症化すると、腸閉塞となり、手術が必要になることもあります。
9. ブロッコリー
食べられない理由: ブロッコリーに含まれるイソチオシアネートという成分が、犬にとって消化しにくく、胃腸障害を引き起こす可能性があります。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には嘔吐、下痢、腹痛、膨満感などが見られます。
10. アボカドの種
食べられない理由: アボカドの種には、ペルシンという犬にとって毒性の強い成分が含まれています。ペルシンは、心臓の筋肉にダメージを与え、心不全を引き起こす可能性があります。
症状: 症状は摂取量や犬の体質によって異なりますが、一般的には嘔吐、下痢、腹痛、呼吸困難、心拍数の増加などが見られます。重症化すると、昏睡状態や死に至ることもあります。
まとめ
人間にとって安全な食べ物でも、ワンちゃんにとって安全な食べ物とは限りません。愛犬に何か食べ物を与える前に、必ずその食材が犬にとって安全かどうかを確認するようにしましょう。
もし愛犬が誤ってNG食材を食べてしまった場合は、慌てずにすぐに動物病院を受診してください。
※この情報はあくまでも参考情報であり、医学的な診断や治療に代わるものではありません。何かご不明な点があれば、必ず医師にご相談ください。