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ペットのワンちゃんに必要な栄養素とそれを含む食物

  • えふ子
  • 2024年5月7日
  • 読了時間: 6分

更新日:2024年5月27日


犬に必要な栄養素と上手に摂取する方法

愛犬が健康に過ごすためには、必要な栄養素をバランス良く摂取することが大切です。しかし、犬に必要な栄養素は人間とは異なり、種類や量も異なります。

この記事では、犬に必要な栄養素 と、それを上手に摂取する方法 について詳しくご紹介します。



1. 犬に必要な栄養素

犬に必要な栄養素は、大きく分けて以下の6種類です。

  • たんぱく質

  • 脂肪

  • 炭水化物

  • ビタミン

  • ミネラル

これらの栄養素は、それぞれ犬の体の中で重要な役割を果たしています。


1.1 たんぱく質

たんぱく質は、筋肉、皮膚、被毛、血液、内臓などの形成や、酵素やホルモンの生成に必要不可欠な栄養素です。

犬に必要なたんぱく質 は、必須アミノ酸 と呼ばれる9種類の必須アミノ酸と、非必須アミノ酸 と呼ばれる11種類の非必須アミノ酸の合計20種類です。

必須アミノ酸 は、犬自身の体内で生成することができず、食事から摂取する必要があります。

非必須アミノ酸 は、犬自身の体内で生成することができますが、十分な量を生成できない場合があるため、食事から摂取することが望ましいです。

たんぱく質を多く含む食物

  • 肉類(鶏肉、牛肉、豚肉など)

  • 魚介類

  • 乳製品

  • 豆類

たんぱく質 は、犬にとって最も重要な栄養素 の一つです。たんぱく質が不足すると、成長不良、筋肉量の減少、皮膚や被毛のトラブル、免疫力低下などの原因になります。


1.2 脂肪


脂肪は、エネルギー源となり、体の保温にも役立ちます。また、脂肪の中には、必須脂肪酸 と呼ばれる脂肪酸が含まれています。

必須脂肪酸 は、犬自身の体内で生成することができず、食事から摂取する必要があります。必須脂肪酸には、オメガ3脂肪酸 とオメガ6脂肪酸 があり、皮膚や被毛の健康、脳や神経の機能、免疫機能などに重要です。

脂肪を多く含む食物

  • 肉類

  • 魚介類

  • 乳製品

  • 植物油(オリーブオイル、亜麻仁油など)

脂肪 は、犬にとって重要なエネルギー源 です。脂肪が不足すると、皮膚や被毛のトラブル、免疫力低下などの原因になります。

ただし、脂肪の過剰摂取は肥満や糖尿病などの原因になるため、注意が必要です。


1.3 炭水化物

炭水化物は、エネルギー源となり、腸内環境を整える効果もあります。

犬にとっての炭水化物 は、必須栄養素 ではありません。しかし、炭水化物は、犬にとって重要なエネルギー源 となります。

炭水化物を多く含む食物

  • 穀物(小麦、米、トウモロコシなど)

  • イモ類

  • 果物

炭水化物 は、犬にとって必要な栄養素 ではありませんが、適切な量を摂取することで、健康維持に役立ちます。

ただし、炭水化物の過剰摂取は肥満や糖尿病などの原因になるため、注意が必要です。


1.4 ビタミン

ビタミンは、様々な体の機能を維持するために必要な栄養素です。ビタミンには、脂溶性ビタミン と水溶性ビタミン の2種類があります。

脂溶性ビタミン は、体内に蓄積されるビタミンです。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどが脂溶性ビタミンに分類されます。

水溶性ビタミン は、体内に蓄積されず、定期的に摂取する必要があるビタミンです。ビタミンB群やビタミンCなどが水溶性ビタミンに分類されます。

ビタミンを多く含む食物

  • 野菜

  • 果物

  • 肉類

  • 魚介類

ビタミン は、犬にとって健康維持に欠かせない栄養素 です。ビタミンが不足すると、様々な病気や体調不良の原因になります。


1.5 ミネラル

ミネラルは、骨や歯の形成、神経伝達などに必要な栄養素です。

ミネラル には、必須ミネラル と非必須ミネラルがあります。

必須ミネラル は、犬自身の体内で生成することができず、食事から摂取する必要があります。カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素などが必須ミネラルに分類されます。

非必須ミネラル は、犬自身の体内で生成することができますが、十分な量を生成できない場合があるため、食事から摂取することが望ましいです。

ミネラルを多く含む食物

  • 魚介類

  • 緑黄色野菜

  • 乳製品

ミネラル は、犬にとって健康維持に重要な役割 を果たしています。ミネラルが不足すると、骨格の発育不良、神経系の障害、貧血などの原因になります。


1.6 水

水は、生命活動の基盤となる重要な栄養素です。水は、体内の栄養素や酸素を運搬したり、老廃物を排泄したりする役割を果たしています。

犬にとって必要な水の量 は、体重や活動量、気温などの条件によって異なりますが、一般的には体重1kgあたり50~100ml と言われています。

水を与えるタイミング は、朝起きた時、食事の後、運動の後、寝る前などがおすすめです。

常に新鮮な水を用意 しておきましょう。



2. 犬の食事の選び方

犬の食事を選ぶ際には、以下の点に注意する必要があります。


2.1 犬の年齢

子犬、成犬、老犬では、必要な栄養素や量が異なります。

  • 子犬 は、成長に必要な栄養素を多く必要とします。そのため、子犬専用のフードを与えましょう。

  • 成犬 は、活動量や体調に合わせてフードを選びましょう。

  • 老犬 は、消化吸収機能が低下するため、消化しやすいフードを選びましょう。


2.2 犬の活動量

活動量の多い犬は、エネルギーを多く必要とします。そのため、高カロリーなフードを与えましょう。


2.3 犬の健康状態

病気や怪我をしている犬は、特別な栄養素が必要となる場合があります。獣医師に相談して、適切なフードを選びましょう。


2.4 フードの原材料

フードの原材料は、できるだけシンプルなものを選びましょう。犬にとって消化吸収しやすいフードを選ぶことが大切です。


2.5 フードの嗜好性

犬は、好き嫌いが多い動物です。愛犬が喜んで食べてくれるフードを選びましょう。



3. 犬の食事の与え方

犬の食事を与える際には、以下の点に注意する必要があります。


3.1 与える量

犬に与えるフードの量は、体重や活動量、フードの種類などの条件によって異なります。フードの袋に記載されている量を目安に与えましょう。


3.2 与えるタイミング

犬に食事を与えるタイミングは、1日1回または2回が一般的です。朝と晩の2回に分けて与える場合は、朝の食事を全体の量の6割程度、晩の食事を全体の量の4割程度にすると良いでしょう。


3.3 水

常に新鮮な水を用意しておきましょう。水は、食事の前後だけでなく、こまめに与えましょう。


3.4 フードの保存方法

フードは、直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所に保存しましょう。開封後は、できるだけ早く食べきるようにしましょう。



4. まとめ

犬にとって、必要な栄養素をバランス良く摂取することは、健康維持に欠かせません。愛犬の年齢、活動量、健康状態に合わせて、適切なフードを選び、適切な量を与えましょう。

また、常に新鮮な水を用意し、フードを適切に保存することも大切です。

愛犬が健康に過ごせるよう、食事に気を配ってあげましょう。

 
 
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