愛犬の命を守る!犬の熱中症対策、症状から応急処置、予防まで徹底解説
- えふ子
- 2024年7月20日
- 読了時間: 6分

愛犬の命を守る!犬の熱中症対策、症状から応急処置、予防まで徹底解説
夏本番、愛犬との楽しい時間が増える季節ですが、同時に注意が必要なのが「熱中症」です。
犬は人間よりも体温調節が苦手で、高温多湿の環境下では熱中症のリスクが高まります。
この記事では、犬の熱中症について、飼い主さんが知っておくべき情報を徹底的に解説します。
熱中症の症状、原因、応急処置、予防策、さらには夏のお散歩の注意点や暑さ対策グッズ、夏の食事管理まで、幅広く網羅しています。
愛犬の命を守るために、ぜひこの記事を参考に、万全の対策をしておきましょう。
犬の熱中症とは?その恐ろしい症状とは
犬の熱中症は、高温多湿の環境下で体温調節機能がうまく働かなくなり、体温が異常に上昇してしまう状態です。重症化すると、多臓器不全や神経症状を引き起こし、最悪の場合、命を落とす危険性もあります。
熱中症の初期症状
パンティング (激しいあえぎ呼吸)
よだれを大量に出す
呼吸が速くなる
ぐったりする
呼びかけに反応しない
目の充血
よろめき、ふらつき
食欲不振
熱中症の重症化症状
嘔吐
下痢
けいれん
意識障害
昏睡
これらの症状が見られた場合は、緊急事態です。すぐに涼しい場所に移動させ、獣医さんの診察を受けましょう。
犬が熱中症になりやすい原因
犬が熱中症になりやすい原因は、主に以下の3つです。
高温多湿の環境:
気温が高いだけでなく、湿度が高いと、犬は体温を下げることが難しくなります。
特に、直射日光が当たる場所や、風通しの悪い場所、アスファルトの上などは注意が必要です。
激しい運動:
夏場の激しい運動は、犬の体温を急激に上昇させます。
特に、肥満気味の犬や、短頭種(パグ、フレンチブルドッグなど)は、熱中症のリスクが高いので注意が必要です。
水分不足:
十分な水分補給ができていないと、脱水症状になりやすく、熱中症のリスクが高まります。
特に、夏場はこまめな水分補給を心がけましょう。
熱中症の応急処置:一刻も早い対応が命を救う
愛犬が熱中症の症状を示している場合は、一刻も早く以下の応急処置を行いましょう。
涼しい場所に移動:
直射日光を避け、風通しの良い日陰や涼しい室内に移動させましょう。
体を冷やす:
水で濡らしたタオルや保冷剤などを、首、脇の下、足の付け根などに当てて、体を冷やしましょう。
冷たい水を飲ませるのも効果的ですが、無理強いは禁物です。
獣医さんの診察:
応急処置後、必ず獣医さんの診察を受けましょう。
症状が軽い場合でも、後遺症が残る可能性があるため、油断は禁物です。
熱中症の予防策:愛犬の命を守るために
愛犬を熱中症から守るためには、以下の予防策を徹底しましょう。
涼しい環境で過ごす:
夏場は、エアコンや扇風機などを活用して、室温を適切に保ちましょう。
直射日光を避け、風通しの良い場所で過ごさせましょう。
こまめな水分補給:
いつでも新鮮な水が飲めるように、水飲み場を用意しましょう。
お散歩や運動の前後には、必ず水分補給をさせましょう。
外出時には、水筒や携帯用水飲みを持参しましょう。
散歩の時間帯に注意:
気温が高い日中は避け、早朝や夕方など、涼しい時間帯に散歩するようにしましょう。
アスファルトの上は高温になるため、なるべく避け、芝生の上などを歩くようにしましょう。
暑さ対策グッズを活用:
クールマット、クールベスト、ネッククーラー、ひんやりおもちゃなど、様々な暑さ対策グッズを活用しましょう。
愛犬の体格や性格に合ったグッズを選びましょう。
服装に注意:
夏は通気性の良い素材の服を選び、こまめに脱がせて体温調節をさせましょう。
裸にする場合は、直射日光に注意し、日焼け止めを塗ることも検討しましょう。
夏のお散歩、注意点と対策
夏のお散歩は、愛犬にとって楽しい時間ですが、熱中症のリスクも高まります。以下の点に注意して、安全に散歩を楽しみましょう。
時間帯:
早朝や夕方など、涼しい時間帯を選びましょう。
日中の暑い時間帯は避けましょう。
場所:
アスファルトの上は高温になるため、なるべく避け、芝生の上などを歩くようにしましょう。
木陰や水辺など、涼しい場所を選んで休憩しましょう。
水分補給:
散歩の前後には、必ず水分補給をさせましょう。
水飲み場がない場合は、水筒や携帯用水飲みを持参しましょう。
服装:
クールベストやネッククーラーなど、暑さ対策グッズを着用させましょう。
足裏の火傷を防ぐために、犬用靴を履かせるのも有効です。
愛犬の様子観察:
愛犬の様子をこまめに観察し、少しでも異変を感じたら、すぐに休憩させましょう。
愛犬の暑さ対策グッズ:快適な夏を過ごすために
愛犬の暑さ対策には、様々なグッズが役立ちます。
クールマット・クールベスト:
体温を下げる効果があり、愛犬を涼しく保ちます。
素材やサイズ、冷却方法など、様々な種類がありますので、愛犬に合ったものを選びましょう。
ネッククーラー:
首元を冷やすことで、全身の体温を下げる効果があります。
水に濡らして使うタイプや、保冷剤を入れるタイプなどがあります。
ひんやりおもちゃ:
中に保冷剤を入れられるおもちゃや、水に濡らして凍らせるおもちゃなどがあります。
遊びながら涼むことができるので、愛犬も喜んでくれるでしょう。
日よけグッズ:
日傘やサンシェードなど、直射日光を遮るグッズがあると便利です。
特に、短頭種や長毛種は、熱中症になりやすいので、日よけ対策をしっかり行いましょう。
犬用扇風機:
風を送ることで愛犬の体温を下げる効果があります。
持ち運び可能なものや、ケージに取り付けるタイプなどがあります。
愛犬の夏の食事管理:食欲不振や夏バテ対策
夏の暑さで愛犬が食欲不振になったり、夏バテ気味になったりすることもあります。そんな時は、以下の点に注意して食事管理を行いましょう。
食事の工夫:
食欲がない時は、フードを温めたり、ウェットフードを混ぜたりして、食べやすく工夫しましょう。
消化の良い食材(鶏ささみ、豆腐など)を使った手作り食もおすすめです。
水分補給:
食事と一緒に水分も摂れるように、スープやウェットフードを混ぜたり、水分補給用のおやつを与えたりしましょう。
栄養バランス:
夏バテ予防には、ビタミンB群やミネラルが豊富な食材を積極的に取り入れましょう。
消化の良いタンパク質や炭水化物もバランス良く与えましょう。
まとめ:愛犬の命を守るために、熱中症対策を徹底しよう
犬の熱中症は、飼い主の適切な対応で防ぐことができます。
この記事でご紹介した情報をもとに、愛犬の熱中症対策を徹底し、暑い夏も愛犬と安心して過ごしましょう。
愛犬の健康を守ることは、飼い主の責任です。万が一、愛犬が熱中症になってしまった場合は、落ち着いて対処し、速やかに獣医さんの診察を受けましょう。
免責事項:
この記事は、一般的な情報提供を目的としており、獣医学的なアドバイスではありません。愛犬の健康に関する具体的な相談は、必ず獣医にご相談ください。