犬の気持ち、知りたい? 散歩中のコミュニケーションの秘密
- えふ子
- 2024年6月17日
- 読了時間: 4分

ぼく、ポポたん!
今日は、みんなと散歩に行くときのコミュニケーションについて、もっと詳しくお話するよ!
犬は、言葉は話せないけど、豊富なコミュニケーション能力を持っているんだ。
犬のコミュニケーションは、大きく分けて非言語コミュニケーションと言語コミュニケーションに分類されるんだ。
1. 非言語コミュニケーション
■嗅覚: 犬の嗅覚は、人間の40倍以上とも言われていて、嗅覚コミュニケーションは犬にとって非常に重要なんだ。
■フェロモン: 犬は、尿や汗腺、生殖器などから分泌されるフェロモンによって、性別、年齢、発情期、個体識別などの情報を伝達しているんだ。
■嗅覚探索: 散歩中に地面や物体を嗅ぐ行為は、周囲の環境や他の犬の情報収集に役立っているんだよ。
■視覚: 犬は、色覚は人間よりも劣るものの、動きや形を認識する能力に優れているんだ。
■視線: 犬は、相手を見つめることで、興味や警戒、攻撃性などを表現しているんだ。
■耳: 耳の動きは、犬の感情や警戒心を表す重要なサインなんだ。
■表情: 犬は、口角の上げ下げや歯を見せることによって、喜び、怒り、恐怖などの感情を伝達しているんだ。
■尻尾: 尻尾の動きは、犬の感情や興奮度を最も分かりやすく表す指標なんだ。
速く振る: 喜び、興奮
ゆっくり振る: 興味、警戒
下ろす: 不安、恐怖
上げる: 攻撃性
■体勢: 犬は、体を高くしたり低くしたり、前傾姿勢になったりすることで、優位性や服従、遊びたい気持ちなどを表現しているんだ。
■触覚: 犬は、体の接触によって、親密さや安心感などを伝えているんだ。
体をすり寄せる: 甘え、愛情表現
鼻先で触れる: 挨拶、興味
体を舐める: 子育て、愛情表現
体を避ける: 不安、警戒
お尻の匂いを嗅ぐのも非言語コミュニケーションの一環で、お尻の匂いを嗅ぐことで、相手の性別、健康状態、発情期などを知ることができるんだ。これは、犬にとって非常に重要な情報であり、挨拶や縄張り主張、相手との距離感などを判断するのに役立っていると考えられているよ。
他にも犬は、ストレスや不安を感じたときに、自分を落ち着かせたり、相手を落ち着かせたりするために、様々なカーミングシグナルと呼ばれる行動をとるんだ。
・目をそらす: 相手と目を合わせないことで、攻撃性を抑えようとしている
・体をなめる: 自分自身を落ち着かせようとしている
・あくびをする: 緊張をほぐそうとしている
・体を低くする: 服従を表明しようとしている
・おしっこをする: 恐怖から解放されようとしている
・体を横に倒す: 遊びに誘っている
・ゆっくり歩く: 相手を威嚇しないようにしている
2. 言語コミュニケーション
■鳴き声: 犬は、吠え声、唸り声、クンクン鳴き、うめき声など、様々な鳴き声によって、感情や要求を伝達しているんだ。
吠え声: 警告、警戒、興奮、要求
唸り声: 恐怖、攻撃性
クンクン鳴き: 不安、要求
うめき声: 痛み、苦痛
■ボディランゲージ: 犬は、体の動きや表情、姿勢などを組み合わせることで、より複雑な情報を伝達しているんだ。
プレイバウ: 前足を地面につけ、お尻を高く上げて遊ぶことを誘う姿勢
マウンティング: 相手にまたがり、優位性を示す行動
服従姿勢: 体を低くし、目を伏せることで、服従を表現
犬のコミュニケーションを理解するには、これらの非言語コミュニケーションと言語コミュニケーションを総合的に捉えることが重要なんだ。
さらに、犬種や個体差によっても、コミュニケーションの仕方が異なる場合があるんだ。
・例えば、ゴールデンレトリバーは、他の犬種よりも友好的で社交的な性格なので、尻尾を振ったり、体をすり寄せて甘えたりする行動が多く見られるんだ。逆に、チワワのような小型犬は、警戒心が強く、吠え声でコミュニケーションを取ることが多い傾向があるんだ。
このように、犬は様々な方法でコミュニケーションを取っているんだ。
散歩のとき、犬の言葉を聞いてあげて、彼らの気持ちを理解しようとすることで、より深い絆を築くことができるんだ。