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犬は留守番中に何考えてる?愛犬の気持ちに寄り添うお留守番ガイド

  • えふ子
  • 2024年7月25日
  • 読了時間: 14分

「ただいま!」と玄関を開けた時、愛犬が尻尾を振って出迎えてくれる瞬間は、何にも代えがたい喜びですよね。

しかし、仕事や用事などで、どうしても犬を留守番させなければならない場面もあります。

愛犬が安心して快適にお留守番できるよう、飼い主としてできることはたくさんあります。この記事では、犬のお留守番に関する疑問や悩みを解決し、愛犬との信頼関係を深めるための10個の秘訣をご紹介します。

お留守番中の愛犬の気持ちに寄り添いながら、安全で楽しいお留守番を実現するためのヒントが満載です。



目次

  1. 犬のお留守番、何時間まで大丈夫?

  2. 年齢や犬種によって違う?お留守番できる時間

  3. 犬は留守番中に何考えてるの?

  4. 留守番中の環境はどうすればいい?

  5. 留守番中の犬の様子が心配…対策は?

  6. 留守番を成功させるためのトレーニング方法

  7. 留守番におすすめの便利グッズ

  8. 知っておきたい!留守番に関する注意点

  9. 留守番中に困ったこと、どうすればいい?【Q&A】

  10. まとめ



1. 犬のお留守番、何時間まで大丈夫?

犬のお留守番時間の上限は、明確な決まりはありません。

しかし、一般的には成犬で4〜6時間が目安とされています。

子犬や老犬の場合は、体力や排泄の頻度を考慮し、これより短い時間で留守番させるようにしましょう。

成犬であっても、個体差や環境によって適切な留守番時間は異なります。

例えば、普段から運動不足の犬や、分離不安を抱えている犬は、短時間でもストレスを感じやすい傾向があります。

愛犬の性格や体調に合わせて、無理のない範囲で留守番時間を設定することが大切です。

犬種によっても、お留守番に適した時間は異なります。

例えば、柴犬や秋田犬などの日本犬は、比較的お留守番に強いとされています。

一方、チワワやトイプードルなどの小型犬は、寂しがりやな性格のため、お留守番が苦手な傾向があります。

また、フレンチブルドッグやパグなどの短頭種は、呼吸器系の問題を抱えやすく、暑さに弱いので、夏場のお留守番には注意が必要です。

どうしても長時間留守番させなければならない場合は、ペットシッターやドッグホテルなどを利用しましょう。

愛犬の性格や状態に合わせて、最適な方法を選びましょう。



2. 年齢や犬種によって違う?お留守番できる時間

犬のお留守番時間は、年齢や犬種によって大きく異なります。

  • 子犬(生後6ヶ月まで): 体力がないため、1〜2時間が限界です。排泄の回数も多いので、こまめなトイレ休憩が必要です。子犬の時期は、できるだけ留守番を避け、飼い主または信頼できる人に預けるなどの対策を検討しましょう。

  • 成犬(生後6ヶ月〜7歳頃): 4〜6時間が目安です。ただし、犬種や個体差によって、もっと長くても大丈夫な場合もあります。愛犬の様子を観察し、ストレスを感じている様子が見られたら、留守番時間を短く調整しましょう。

  • 老犬(7歳以上): 体力が衰えているため、子犬と同様に1〜2時間が限界です。持病がある場合は、獣医に相談して適切な留守番時間を決めましょう。老犬は体温調節機能も低下しているため、夏場や冬場の温度管理には特に注意が必要です。


犬種によっても、注意すべき点が異なります。

短頭種は暑さに弱いため、夏場のお留守番は特に注意が必要です。

涼しい環境を用意し、こまめな水分補給を心がけましょう。小型犬の中には、低血糖になりやすい犬種もいます。

お留守番前に少量のおやつを与えたり、自動給餌器を活用したりするなど、工夫が必要です。

大型犬は運動不足になるとストレスを溜めやすい傾向があります。

お留守番前に十分な運動をさせ、ストレスを軽減してあげましょう。

愛犬が体調不良の場合は、留守番を控えましょう。

どうしても留守番させなければならない場合は、獣医に相談し、指示に従ってください。

また、ペットシッターやドッグホテルに預ける場合は、事前に体調不良であることを伝え、適切な対応をお願いしましょう。



3. 犬は留守番中に何考えてるの?

「お留守番中は一体何を考えているんだろう?」と、愛犬の様子が気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

犬の気持ちは言葉で聞くことはできませんが、行動や仕草から推測することができます。

犬は、表情、声、体全体を使って感情を表現します。

例えば、嬉しい時は尻尾を振ったり飛び跳ねたり、悲しい時は尻尾を下げたり耳を伏せたりします。

不安な時は体を震わせたり隠れたり、怒っている時は歯をむき出しにしたり唸ったりします。

これらのサインを理解することで、愛犬が今どんな気持ちでいるのかを察することができます。

留守番中の犬の行動は、その時の気持ちによって異なります。

飼い主さんの帰りを待ちわびている場合は、玄関近くで待っていたり、飼い主さんの匂いがついたものを探したりするかもしれません。

退屈している場合は、おもちゃで遊んだり、寝たりして時間を過ごします。

不安を感じている場合は、吠え続けたり、物を壊したりするなどの問題行動を起こすこともあります。

外の音が気になる場合は、窓際で吠えたり、落ち着きなく動き回ったりするでしょう。

愛犬が留守番中にどのような行動をとるかを観察することで、お留守番中の気持ちを理解し、より良い環境を整えることができます。



4. 留守番中の環境はどうすればいい?

犬が安全かつ快適に過ごせるよう、留守番中の環境を整えましょう。

  • 温度と湿度: 夏は涼しく、冬は暖かく、適切な温度と湿度を保ちましょう。エアコンやヒーターなどを活用し、室温が極端に上がったり下がったりしないように注意が必要です。特に子犬や老犬は、体温調節が苦手なので、こまめな温度チェックを行いましょう。夏場は、直射日光が当たらないようにカーテンを閉めたり、冷却マットなどを活用したりするのも効果的です。冬場は、暖房器具の近くに犬が近づきすぎないように注意し、必要であればペット用ヒーターなどを用意しましょう。

  • 照明: 昼間は自然光が入るようにし、夜は真っ暗にならないように、小さな照明をつけておくのがおすすめです。照明は、犬の生活リズムを整えるためにも役立ちます。また、夜間に照明をつけておくことで、防犯対策にもなります。

  • 水: 新鮮な水がいつでも飲めるように、十分な量の水を用意しましょう。夏場や運動後などは、特に多くの水を必要とします。水飲み場は清潔に保ち、こまめに水を交換しましょう。自動給水器を利用するのも良いでしょう。

  • トイレ: トイレシートやペットシーツを清潔に保ち、犬がいつでも排泄できるようにしておきましょう。トイレが汚れていると、犬は我慢してしまい、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。トイレの場所は、犬が落ち着いて排泄できる静かな場所に設置しましょう。

  • 安全: 電気コードや小さなものは、犬が誤飲したり、ケガをしたりする可能性があるので、手の届かない場所に片付けましょう。観葉植物の中には、犬にとって有害なものもあるので、事前に調べて安全なものを選びましょう。家具の角には、コーナーガードを取り付けるなど、犬がケガをしないように配慮しましょう。



5. 留守番中の犬の様子が心配…対策は?

留守番中の犬の様子が心配な場合は、以下の対策を試してみましょう。

  • ペットカメラの設置: ペットカメラを設置することで、外出先からでも犬の様子を確認できます。双方向通信機能付きのものなら、愛犬に声をかけることも可能です。最近では、AI機能を搭載したペットカメラもあり、犬の行動を分析して異常を知らせてくれるものもあります。

  • おやつや知育玩具の設置: おやつを隠したり、知育玩具を与えたりすることで、犬の退屈を解消できます。知育玩具は、犬の知的好奇心を刺激し、脳の活性化にもつながります。様々な種類があるので、愛犬の興味を引くものを選んでみましょう。

  • ラジオやテレビをつける: 人の声や音が聞こえることで、犬が安心できる場合があります。ただし、音量が大きすぎるとストレスになることもあるので、適度な音量に調整しましょう。クラシック音楽や、自然の音などがおすすめです。

  • ペットシッターやドッグホテルの利用: 長時間のお留守番や、犬が分離不安を抱えている場合は、プロに預けるのも一つの方法です。信頼できるペットシッターやドッグホテルを選び、事前に愛犬を慣れさせておきましょう。



6. 留守番を成功させるためのトレーニング方法

子犬の頃から、短い時間のお留守番に慣れさせることが大切です。最初は数分から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。焦らず、愛犬のペースに合わせてトレーニングを進めることが重要です。

  • クレートトレーニング: クレートを安心できる場所として認識させることで、留守番中のストレスを軽減できます。クレートの中に、愛犬のお気に入りのおもちゃや毛布を入れてあげましょう。最初はドアを開けたままにし、徐々に閉める時間を延ばしていきましょう。クレートに入ることを強制せず、褒めたりおやつを与えたりして、ポジティブなイメージを持たせることが大切です。

  • 「行ってきます」「ただいま」の言葉を習慣づける: 出かける時と帰ってきた時の言葉を習慣づけることで、犬に「飼い主さんは必ず帰ってくる」ということを理解させられます。この言葉を聞くことで、犬は安心感を得ることができます。

  • おやつや褒め言葉で成功体験を積ませる: 留守番ができた時に、おやつや褒め言葉を与えることで、犬に「お留守番は良いこと」と認識させることができます。最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。

留守番トレーニングのステップ

  1. クレートに慣れさせる: クレートの中に、愛犬のお気に入りのおもちゃや毛布を入れ、自由に出入りできるようにします。

  2. クレートの中で過ごす時間を増やす: おやつをあげたり、一緒に遊んだりして、クレートの中で過ごす時間を増やします。

  3. クレートのドアを閉める: 短い時間から始め、徐々に時間を延ばします。犬が落ち着いていられる時間を確認し、無理のない範囲で進めましょう。

  4. 外出する: 最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばします。外出する前に、犬がトイレを済ませ、十分に運動させておくことが重要です。

  5. 帰宅後の対応: 帰宅したら、落ち着いて犬を迎えましょう。興奮している場合は、落ち着くまで無視し、落ち着いたら褒めてあげましょう。



7. 留守番におすすめの便利グッズ

愛犬のお留守番をサポートする便利なグッズをご紹介します。

  • ペットカメラ: 外出先からでも犬の様子を確認できます。双方向通信機能付きのものなら、愛犬に声をかけることも可能です。最近では、AI機能を搭載したペットカメラもあり、犬の行動を分析して異常を知らせてくれるものもあります

  • 自動給餌器: 定期的に餌を与えることができます。決まった時間に餌を与えることで、犬の生活リズムを整える効果もあります。また、1日に必要な食事量を適切に管理できるので、肥満防止にも役立ちます。

  • 知育玩具: 犬の退屈を解消し、知的好奇心を刺激します。中には、おやつを隠して遊べるものや、パズルのように解くものもあります。

  • お留守番用のおもちゃ: 丈夫で安全なおもちゃを選びましょう。ぬいぐるみやロープなど、愛犬が好きなものを選んであげてください。ただし、小さすぎるおもちゃや、壊れやすいおもちゃは、誤飲やケガの原因になるので避けましょう。

  • クレート: 犬が安心できる場所を提供します。クレートは、ハウスとしても活用できます。クレートを選ぶ際は、犬が中で立ち上がったり、方向転換したりできる十分な広さがあるものを選びましょう。



8. 知っておきたい!留守番に関する注意点

犬のお留守番には、いくつかの注意点があります。

  • 長時間のお留守番は避けましょう: 長時間のお留守番は、犬にストレスを与え、問題行動につながる可能性があります。どうしても長時間留守番させなければならない場合は、ペットシッターやドッグホテルなどを利用しましょう。愛犬の性格や状態に合わせて、最適な方法を選びましょう。

  • 夏場や冬場の温度管理に注意しましょう: 熱中症や低体温症にならないよう、適切な温度管理が必要です。夏はエアコンや扇風機、冬は暖房器具などを活用し、室温を快適に保ちましょう。外出前に室温を確認し、必要であればタイマーを設定しておくのも良いでしょう。犬種によっては、暑さや寒さに弱い場合があるので、注意が必要です。例えば、短頭種は暑さに弱く、寒さに強い犬種もいます。

  • 犬が安全に過ごせる環境を作りましょう: 電気コードや小さなものは、犬が誤飲したり、ケガをしたりする可能性があるので、手の届かない場所に片付けましょう。観葉植物の中には、犬にとって有害なものもあるので、事前に調べて安全なものを選びましょう。家具の角には、コーナーガードを取り付けるなど、犬がケガをしないように配慮しましょう。また、ベランダや窓からの転落事故を防ぐため、柵や網を設置するなどの対策も必要です。

  • 分離不安の兆候に注意しましょう: 吠え続ける、物を壊す、トイレの失敗などの兆候が見られたら、獣医やドッグトレーナーに相談しましょう。分離不安は早期発見・早期治療が重要です。分離不安の犬は、飼い主がいないことに強い不安を感じ、パニック状態に陥ることがあります。症状が悪化すると、自傷行為に及ぶこともあるので、注意が必要です。

留守番中の事故防止策

留守番中に起こりうる事故を防ぐために、以下の対策をしておきましょう。

  • 電気コードやコンセントを保護する: 犬が噛んだり、引っ張ったりしないように、カバーや保護チューブを取り付けましょう。

  • 小さなものは片付ける: 誤飲の原因となる小さなものは、犬の手が届かない場所に片付けましょう。

  • 家具の転倒防止: 地震などで家具が転倒しないように、転倒防止器具を取り付けましょう。

  • 窓やベランダに柵や網を設置する: 転落事故を防ぐために、窓やベランダに柵や網を設置しましょう。

  • 火の元を確認する: コンロやストーブの火を消し忘れがないか確認しましょう。



9. 留守番中に困ったこと、どうすればいい?【Q&A】


Q. 犬が吠え続けて近所迷惑になる…

A. まずは吠える原因を特定しましょう。寂しさ、不安、要求吠え、外の刺激など、原因によって対策が異なります。

  • 寂しさや不安が原因の場合: 留守番の時間を短くする、ペットシッターに預ける、安心できる環境を作る(飼い主の匂いがついたものを置く、クレートトレーニングをするなど)などの対策が有効です。

  • 要求吠えの場合: 要求に応じないことが重要です。吠えている間は無視し、静かになったら褒めてあげましょう。

  • 外の刺激が原因の場合: 窓を閉めたり、カーテンを引いたりして、外の音が聞こえにくい環境を作りましょう。

原因がわからない場合は、獣医やドッグトレーナーに相談しましょう。


Q. 犬が物を壊してしまう…

A. ストレスや運動不足が原因であることが多いです。

  • 留守番前に十分な運動をさせましょう: 散歩や遊びなどで、犬のエネルギーを発散させてから留守番させましょう。

  • 破壊できないおもちゃを与えましょう: 丈夫で安全なおもちゃを選び、犬が退屈しないように工夫しましょう。

  • クレートトレーニング: クレートを安心できる場所として認識させ、留守番中にクレートに入れることで、破壊行動を防ぐことができます。


Q. トイレを失敗してしまう…

A. トイレの場所がわからない、トイレが汚れている、ストレスなどが原因として考えられます。

  • トイレトレーニングを見直しましょう: トイレの場所を明確にし、犬がトイレをしやすい環境を作りましょう。

  • トイレを清潔に保ちましょう: 汚れたトイレは、犬にとって不快なものです。こまめに掃除をして、清潔な状態を保ちましょう。

  • ストレスを軽減しましょう: ストレスが原因の場合は、留守番時間を短くする、安心できる環境を作るなどの対策が有効です。


Q. 留守番中に犬が脱走してしまった!

A. まずは、近所を探してみましょう。犬の名前を呼びながら探すと、反応してくれるかもしれません。見つからない場合は、警察や保健所に連絡しましょう。マイクロチップを装着している場合は、情報が登録されている動物病院に連絡すると、飼い主の情報がわかります。


Q. 留守番中に犬が体調を崩してしまった…

A. 症状が軽い場合は、様子を見て、早めに獣医に相談しましょう。症状が重い場合は、すぐに獣医に連れて行きましょう。留守番中に体調を崩す可能性がある場合は、事前に獣医に相談し、緊急時の対応について確認しておきましょう。


Q. 犬が分離不安かもしれない…

A. 分離不安は、飼い主から離れることに強い不安を感じる心の病気です。症状としては、過度な吠え、破壊行動、トイレの失敗、食欲不振、下痢、嘔吐などがあります。

分離不安の疑いがある場合は、まずは獣医に相談しましょう。獣医は、犬の症状や生活環境などを確認し、適切な治療法を提案してくれます。治療法としては、行動療法、薬物療法、サプリメントなどが挙げられます。


Q. 留守番中に犬が退屈しないか心配…

A. 犬は、長時間何もすることがないと退屈してしまいます。退屈はストレスの原因となり、問題行動につながることもあります。

犬が退屈しないように、以下のような対策をしましょう。

  • 知育玩具を与える: 知育玩具は、犬の知的好奇心を刺激し、脳の活性化にもつながります。様々な種類があるので、愛犬の興味を引くものを選んでみましょう。

  • おやつを隠す: おやつを部屋のあちこちに隠して、犬に探させるのも良いでしょう。

  • 音楽やテレビをつける: 人の声や音が聞こえることで、犬が安心できる場合があります。ただし、音量が大きすぎるとストレスになることもあるので、適度な音量に調整しましょう。

  • 窓の外が見えるようにする: 外の景色を見ることで、犬は気分転換できます。ただし、直射日光が当たる場所や、通行人が多い場所は避けましょう。



10. まとめ

犬のお留守番は、飼い主さんにとっても犬にとっても、重要なテーマです。この記事でご紹介した秘訣を参考に、愛犬が安心して快適に過ごせるよう、環境を整えてあげてくださいね。

愛犬との信頼関係を深め、より良いお留守番を実現できることを願っています。

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