生活に役立つ犬種グループを徹底解説♪
- えふ子
- 2024年7月16日
- 読了時間: 8分
愛らしい姿と忠実な性格で、世界中の人々を魅了する犬。近年では、様々な犬種がペットとして人気を集めています。しかし、それぞれの犬種には、性格や特徴、飼育上の注意点などが異なります。
そこで今回は、FCIが定める10の犬種グループごとに特徴をより詳しく解説します。
■各犬種グループの特徴と代表的な犬種
1. 牧羊犬・牧畜犬グループ
特徴
賢く運動能力が高い:牧羊犬・牧畜犬グループは、古くから羊や牛などの家畜を誘導したり、番犬として働いたりするために改良された犬種が多く、高い知性と運動能力を備えています。活発で遊び好きですが、広いスペースと運動量が必要となるため、飼育には十分な環境が必要です。また、訓練しやすい性格なので、しっかりとしたしつけが重要です。
協調性があり、指示に従いやすい:牧羊犬・牧畜犬グループは、群れで生活する家畜を上手にコントロールするために、協調性と従順性を重視して改良されてきました。そのため、飼い主の指示をよく理解し、従おうとする傾向があります。
活発で遊び好き:牧羊犬・牧畜犬グループは、もともと活発な運動を伴う仕事に携わってきたため、エネルギーが豊富で遊び好きな性格をしています。毎日の散歩や運動を通して、十分な運動量を確保することが大切です。
代表的な犬種
ボーダーコリー、 シェパード、 コーギー
2. 使役犬グループ
特徴
勇敢で忠誠心が高い:使役犬グループは、盲導犬や介助犬、警察犬など、様々な仕事で活躍するために改良された犬種が多く、勇敢で忠誠心が高い性格をしています。訓練しやすく、様々な状況に対応することができます。
広いスペースと運動量が必要:使役犬グループは、活発で体力のある犬種が多いため、広いスペースと十分な運動量が必要となります。飼育には十分な環境を整えることが大切です。
経験豊富な飼い主が必要:使役犬グループは、高度な訓練を必要とする犬種が多いため、経験豊富な飼い主が必要です。初心者にはおすすめできません。
代表的な犬種
ミニチュアシュナウザー、ミニチュアピンシャー
3. テリアグループ
特徴
活発で好奇心旺盛:テリアグループは、元々はネズミやイタチなどの小動物を狩るために使役されていた犬種が多く、活発で好奇心旺盛な性格をしています。
独立心が強く、頑固な一面もある:テリアグループは、狩猟本能が強く、独立心が強い性格をしています。そのため、しつけには根気が必要です。
テリア特有の狩猟本能を持つ:テリアグループは、ネズミやイタチなどの小動物を追いかける狩猟本能を持っています。そのため、活発な運動と遊びが必要となります。
吠えやすい一面もある:テリアグループは、警戒心が強く、吠えやすい一面があります。周囲への配慮が必要です。
代表的な犬種
ジャック・ラッセル・テリア、 ミニチュア・シュナウザー、 ヨークシャテリア
4. ダックスフンドグループ
特徴
長い胴と短い脚:ダックスフンドグループは、長い胴と短い脚が特徴的な犬種です。
活発で勇敢、遊び好き:ダックスフンドグループは、活発で勇敢な性格をしています。遊び好きで、飼い主によく懐きます
運動量は比較的少ない:ダックスフンドグループは、短い脚のため、他の犬種に比べて運動量は比較的少ないです。しかし、活発な性格なので、毎日の散歩や遊びを通して、十分な運動量を確保することが大切です。
狭いスペースでも飼育可能:ダックスフンドグループは、体格が小さいため、狭いスペースでも飼育可能です。ただし、長い背骨のため、椎間板ヘルニアに注意が必要となります。
代表的な犬種
ダックスフンド
5. 原始的な犬・スピッツグループ
特徴
独立心が強く、警戒心が強い:原始的な犬・スピッツグループは、古くから人間と共存してきた犬種が多く、独立心が強く、警戒心が強い性格をしています。
寒さに強く、活発で遊び好き:原始的な犬・スピッツグループは、寒さに強い被毛を持っています。また、活発で遊び好きで、運動量が多く必要です。
広いスペースと運動量が必要:原始的な犬・スピッツグループは、活発で体力のある犬種が多いため、広いスペースと十分な運動量が必要となります。飼育には十分な環境を整えることが大切です。
吠えやすい一面もある:原始的な犬・スピッツグループは、警戒心が強い性格のため、吠えやすい一面があります。周囲への配慮が必要です。
代表的な犬種
シベリアン・ハスキー、 ポメラニアン、 柴犬
6. 嗅覚ハウンドグループ
特徴
優れた嗅覚を持つ:嗅覚ハウンドグループは、古くから狩猟犬として使役されていた犬種が多く、優れた嗅覚を持っています。
独立心が強く、頑固な一面もある:嗅覚ハウンドグループは、狩猟本能が強く、独立心が強い性格をしています。そのため、しつけには根気が必要です。
広いスペースと運動量が必要:嗅覚ハウンドグループは、活発で体力のある犬種が多いため、広いスペースと十分な運動量が必要となります。飼育には十分な環境を整えることが大切です。
吠えやすい一面もある:嗅覚ハウンドグループは、警戒心が強い性格のため、吠えやすい一面があります。周囲への配慮が必要です。
代表的な犬種
ビーグル、ダルメシアン 、 ブラッドハウンド
7. ポインター・セターグループ
特徴
鳥猟犬として活躍:ポインター・セターグループは、古くから鳥猟犬として使役されていた犬種が多く、優れた視覚と嗅覚を持っています。
活発で社交的:ポインター・セターグループは、活発で社交的な性格をしています。人や他の犬とも仲良くすることができます。
運動量が多く、広いスペースが必要:ポインター・セターグループは、活発で体力のある犬種が多いため、運動量が多く、広いスペースが必要となります。飼育には十分な環境を整えることが大切です。
訓練しやすい:ポインター・セターグループは、賢く訓練しやすい性格をしています。
代表的な犬種
イングリッシュ・ポインター、 アイリッシュ・セター、 イングリッシュ・セタ
8. 7グループ以外の鳥猟犬
特徴
鳥猟犬として活躍:7G以外の鳥猟犬グループは、古くから鳥猟犬として使役されてきた犬種が多く、優れた視覚と嗅覚を持っています。撃ち落とした鳥を回収するレトリーバー、隠れている鳥を驚かせて飛び立たせるフラッシング・ドッグ、水の中での作業が得意なウォーター・ドッグなどがこのグループに属します。
活発で社交的:7G以外の鳥猟犬グループは、活発で社交的な性格をしています。人や他の犬とも仲良くすることができます。
運動量が多く、広いスペースが必要:7G以外の鳥猟犬グループは、活発で体力のある犬種が多いため、運動量が多く、広いスペースが必要となります。飼育には十分な環境を整えることが大切です。
訓練しやすい:7G以外の鳥猟犬グループは、賢く訓練しやすい性格をしています。
代表的な犬種
ラブラドール・レトリバー、 ゴールデン・レトリバー
9. コンパニオンドッグ(愛玩犬)グループ
特徴
温厚で友好的:コンパニオンドッググループは、古くから伴侶犬として飼育されてきた犬種が多く、温和で友好的な性格を持つことで知られています。そのため、初めて犬を飼う方や、小さなお子様がいるご家庭でも比較的安心して飼育することができます。
小型から中型犬が多い: 体格は小型から中型犬が多く、室内飼いに適しています。そのため、マンションやアパートでも飼育しやすいというメリットがあります。ただし、個々の犬種によって運動量や吠え声の大きさなどは異なるため、飼育前にしっかりと情報収集することが大切です。
訓練しやすい: 賢いため、訓練しやすく、様々な芸を覚えさせることができます。そのため、一緒にスポーツを楽しむこともできます。また、しつけもしやすいというメリットもあります。
代表的な犬種
パピヨン、トイプードル、チワワ
10. 視覚ハウンドグループ
特徴
優れた視覚: 視覚ハウンドグループの犬種は、優れた視覚を持ち、獲物を遠くから見つけ出すことができます。そのため、広い草原や砂漠などの場所で狩猟に使われてきました。
速いスピード: 獲物を捕らえるために、速いスピードで走ることができます。時速70kmを超える犬種も存在します。
独立心が強い: 単独で獲物を追跡していたため、独立心が強い傾向があります。そのため、しつけには根気が必要です。
愛情深い: 飼い主に対しては愛情深い性格を持つ犬種が多いです。そのため、忠実なパートナーとなってくれます。
代表的な犬種
ボルゾイ、イタリアングレーハウンド
まとめ
犬種グループを選ぶ際のポイント
ライフスタイルや住環境に合ったグループを選ぶ
犬種の性格や運動量、お手入れ方法などをしっかりとリサーチする
ペットショップやブリーダーから犬を迎える前に、飼育に関する情報収集をしっかりと行う
犬との暮らしを楽しむために
犬の習性や行動を理解し、適切な接し方をする
十分な運動と遊びの時間を与える
定期的に健康診断を受け、必要なケアを行う
愛情を持って接し、絆を深める
犬は、私たちにかけがえのないパートナーです。犬種グループについて理解を深め、犬との暮らしをより豊かにしましょう。